むかし、消費者金融で働き始めた頃、上司の支店長から聞いたお話。どうしても消費者金融というのはサラ金という悪のイメージで、なかなか優良な人材が集まらない時代があったそうです。大手では規模が大きくなるにつれ、福利厚生やイメージアップにお金を使うようになり、人材も集まりやすくなっていた頃、それでも「こんな仕事でいいのかな」と悩む若い社員にかける言葉が「石を投げれば債務者に当たる」だったそうです(笑)それだけたくさんの人が消費者金融を利用している、だから人助けも兼ねた仕事なんだよっていう意味らしい。その頃の消費者金融の利用者人口は、なんと1300万人。老人も赤ちゃんも含めて10人に1人がお金を借りてたって・・・
もちろん、ローン残高がない人も含めた数字だと思いますが、それだけの人がかりていたなら、たしかに上司の言う「石を投げれば債務者に当たる」っていうのもうなずけるかも。そんな時代といえばそれまでですが、みんな気軽にお金を借りてたんだなといまさら思います。
その頃は総量規制なんてなかったから、年収が高ければ3社から500万円借りている人とか結構よく見た。20%くらいの金利だったので、毎月の利息は8万円越え・・・いくら収入が多くても、こんな金額支払い続ける人がたくさんいたのは驚きですね。まあ、そんな人が多くいたから消費者金融は儲かっただろうし、過払い金請求では弁護士とか司法書士が大儲けしたんでしょうね。何度考えても法律の裏読みで消費者ではなく弁護士や司法書士が何億円も儲けたとか、納得いかないけど、それが世の中なんでしょうね。
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