結局、総量規制は多重債務者の救済ではなく銀行による利権の吸い上げだったってことでしょ。

最近、自己破産の件数が増え続けています。過去もエントリーでも書いてますが、13年ぶりの高水準だとか。おそらくは日栄の取り立てに端を発した、多重債務者問題ですが、なんだか結局、銀行の思うまま、個人や事業者の消費者ローンの利権を、そっくりそのまま奪っただけに終わりそう。一部、過払い金請求で、支払いから逃れた人もいると言いますが、結局は弁護士への巨額な報酬に、すっかりすり替わっただけのような気もします。

カードローンCM 自粛の動き | 2017/5/13(土) 21:06 – Yahoo!ニュース

銀行のカードローンも貸し出す上限を自主規制し出したばかりですが、今度はCMも自主規制。このままでは銀行のカードローンも規制しろという世論が出るのをおさえるためでしょうか。

もしもこのような銀行のカードローンのCM自主規制とか出てしまったら、テレビ局も大損害ですね。私が消費者金融に勤めていたころ、TBS系列の22時台のバラエティー番組の消費者金融の広告費、たしか4週で6千万とかでした。1つの番組でこんな金額ですから、自主規制を恐れているテレビ制作関係者は多いでしょうね。お金があればテレビ局の株とか空売りしたい。

政治家というのは、国のため、国民のために働く人であるべきです。銀行に利権を移しただけで、多重債務者問題は何も解決していません。苦しんでいる人は過払い金請求で減ったかもしれませんが、いままた増え続けています。国や政治家がすることは、多重債務者の救済よりも、多重債務者を生み出さないシステムです。お金の教育や、ギャンブルの規制、依存症の治療所などです。献金してくれる人のために働く政治家が世の中からいなくなればいいのにね。

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