家族が借金を残して死んだら。

消費者金融に働いていたころ、割と頻繁に自殺する人がいた。会ったこともないような人なので、死んだところで悲しくもなんともなかったのですが、返済が滞り、連絡も取れず、家に行ったけど不在だったので、お手紙置いて帰った人が死んだときはちょっと嫌な気分になった。

まあ、それでも自分のせいで死んだとかそんな重いことは考えなかったのですが、その手の自殺に関しては家族は気の毒でした。

何も知らない家族は返済するにはどうすればよいのか途方に暮れていたんでしょうね。普通に連絡くれたら、相続放棄の手続きとか、相続するまでは返済の義務がないことを伝えることができるのですが、家族が自殺した状況で、なかなか行動できないんでしょうね。

家族が借金を残して死んだら

通常は、相続放棄の手続きを行い、返済する義務はありません。ごくまれに、連来保証人になっている場合は、返済の義務が残ります。おそらく支払い続けるよりも債務整理したほうが良い案件でしょう。

よく、お父さんが残した借金のせいで家が貧乏だったみたいな話を聞きますが、誰にも相談できる人がいなかったのかとお気の毒に思います。

相続放棄できない場合って、よっぽど手放したくない資産がある場合を除いて想像できないのですが、そういった状況って不幸です。

債権者(お金を借りている所)には死亡診断書を送りましょう。そうしないと督促の電話やハガキが死人あてに届きますので。

誰に相談すればいいのか

これは司法書士や弁護士が専門家ですが、役場にも相談に行けばアドバイスはもらえる。もちろん、ネットで調べれば自分でできるようなことなので、落ち着いてからやればいいことです。

法律に詳しい友人なら、これくらいの相談には乗ってくれそうですけど、いかんせん素人なので間違ったことを吹き込まれるといけませんので、プロに相談するのが無難でしょうね。

死ぬ前に気づいてあげられなかったことを悔いないで

大切な人が苦しんでいることを気づけなかったことを後悔することもあるかもしれませんが、自殺するまでのことは誰にも気づけません。自殺は計画的ではなく突発的に起きることがほとんどです。

亡くなった人も、死にたくて死んだわけではないと思います。そして、誰かのことを責めながら死んでいったわけではないです。心が疲れてしまって、うっかりしてしまたんでしょうね。

お金に関することは健康のことと並んで、人の悩みの重大な問題です。健康のことは別ですが、お金のことは死ぬほどのことなど、よほどのことがない限りないと思うのですが、たしかにずっとお金の悩みを抱えると、心は疲れます。経験あります。どこかで乗り越えられるといいのですが。

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