13年ぶりに破産の申し立てが高水準に。原因は銀行の貸し過ぎ。
自己破産が13年ぶりの高水準に 銀行カードローンの実態と注意点 (マネーの達人) – Yahoo!ニュース
2010年の貸金業規制法で総量規制が実施され、年収の3分の1以上は貸しつけられなくなり、消費者金融は新規の貸し付け、既存客への増額、つまり貸付残高を伸ばすことが非常に難しくなり、それをまるまるいただいたのが銀行のカードローン。なぜか総量規制は消費者金融のみで銀行のカードローンは規制外。
案の定、2016年末には5兆4000億円をこえる貸付残高が銀行のカードローンへ流れ、2010年から、6年で65%も伸びたと記事に出てます。あきらかに銀行の貸し過ぎです。消費者金融は規制して、銀行は規制しないので、実態は何も変わらなかったわけで、多重債務者問題は何も解決せずです。それどころか過払い金請求で消費者金融は軒並み体力を削られ、倒産が相次ぎ、のこった消費者金融は銀行との提携に走り、ノウハウを丸々銀行に差し出す羽目に。銀行のヤミ、深すぎ。
これだけ自己破産が増えているのに、銀行は規制されないとは。国会議員への献金の力凄すぎ。そういえばたばこ規制も自民党への献金でJTの圧力がすごいみたいですね。厚生労働省は飲食店の全面禁煙を提案しているのに、JTから献金を受けている議員の猛反発で、どうやら無くなってしまいそう。
大企業の政治への関与は、ほんとうに大きいのだと今更思わされる。お金借りて利息を払い続ける人生より、できれば利息をもらう側に回りたいです。まじめな人ほど誰にも相談できずに多重債務に陥りがちです。ギャンブル依存症やキャバクラ行き過ぎとかは別にして、生活費が足りなくてとか、病気してとか、世の中にはつまずくことが結構あるので、困ったときは無料で相談できる専門家もいるので、相談したほうがいいですね。
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